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やはり将棋は振り飛車なんじゃないの?説。

いやーこの前の久保利明vs藤井聡太の一戦はすごかったですね。

久保先生が思いっきり対策を講じてきたというか、一番手薄であろう作戦に誘導して経験値の差で勝った、という感じがありました。

格闘漫画でいうと、師匠格のキャラが成長過程にある恐るべき存在を命をかけて秘奥義を使ってその魔力を封じた、みたいな場面を思い浮かべました。

羽生先生も数年前ぐらいに若手相手に古い矢倉の定跡を持ち出してきて相手よりも経験値のたまてる展開にして勝ったというのがあったように思います(vs永瀬とかvs慎太郎とか?)

終盤では絶対に死角がないと思えた藤井聡太さんですが、いにしえの技を用いた亀仙人によって見事、電気釜の中に閉じ込められた、という感じでしょうか。

そして昨日、西川和宏、通称ジュニアが魅せてくれました。振り飛車の華はなんといっても穴熊退治だと思いますが、先手の居飛車穴熊に対して三間飛車の軽い陣形に組み上げ、94飛!と相手の香車と刺し違える強襲を見せてそこから数手で圧勝、という将棋。

西川和宏さんの振飛車って本当にプロっぽいというか、金銀をシンプルに美濃に囲ってからの仕事が非常に美しい。振り飛車という作戦に蓄積されている匠の技の数々で丁寧に仕上げられた一品、という味わいがあります。

私は居飛車党ですがジュニアさんの振飛車はとても好きです(ジュニアさん、ってかくと違うジュニアを思い浮かべてしまいそうですがw


なので私は今日で居飛車党を辞めて振飛車党になります!(嘘です。
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