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竜王戦、挑戦者決定トーナメントの感想。

22日、鈴木大介vs永瀬叡王戦がありました。素人目には激戦なのかなと思いましたがジリジリした戦いになっていただけで、▲65歩からの開戦が若干無理気味で、それを優勢までボラティリティを抑えて安定的に差を広げる永瀬叡王らしい指し回しだったようです。先手は備えられまくりなので暴れることもできずにジリジリと苦しくなっていったのかな?投了図は確かに差が開いていました。

苦戦から若手を屠りまくった鈴木大介先生の竜王戦ドリームはここで終わりました。一方の永瀬叡王は複数冠に向けて大きく前進。次は木村一基九段と。勝つと挑決三番勝負です。

逆山は、藤井聡太vs豊島名人。勝ったら渡辺明三冠との準決勝ということでこちらも相当に鬼勝負。観る将としては藤井聡太さんに期待してしまいそうですが、今期の渡辺明三冠と豊島名人はちょっとアタマ2つぐらい抜けているというか、ふたりとも相手にしか負けてないです…ちょっと何言ってるかわからない強さですね。。

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逆にこの二人にもし藤井聡太さんが勝つようだと、Abemaトーナメント二連覇・朝日杯二連覇という早見え早指し適性に加え、順位戦や竜王戦など長時間の棋戦に限定すると9割超の勝率を誇る自在っぷりなので、相手が誰であれ挑戦者決定三番勝負は藤井聡太七段が勝ち抜く可能性が高そうで、そして奪取の可能性もかなりあるのでは?と思います。

ただ、棋界最高峰の二人に連勝できるのか?というのが謎です。夕方時点の局面をみると、中住まいの先手よりも堅い後手玉。そして自ら攻める必要がない後手が一手早めに備えている中、先手が打開してそれなりの成果を挙げられるのか?は非常に大変そうに見えます。63手目あたりでは、すでに双方の研究範囲は離れ、力と力のぶつかり合いになっている、そういう局面に見えます。

さてここからどうなるか?藤井聡太七段を私は応援したいと思います!
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テーマ : 将棋 - ジャンル : ゲーム

Tag : 藤井聡太豊島将之

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