藤井聡太、タイトル獲得なるか?戦型は角換わり腰掛け銀に(第91期棋聖戦第3局
今日の渡辺明三冠の作戦に注目。堂々と角換わりを受けるような気はしているけど。
— 将棋観戦 (@shogiwatch) July 8, 2020
渡辺明三冠の作戦は角換わり腰掛け銀を受けて立つ方針。さすが王者ですね。そして想定局面もすごい作戦をもってきました。
前例が十数局あり、ほぼ互角という後手の待機策で、先手が駒損で激しく攻める展開になります。直近の前例は竜王戦の佐々木勇気vs松尾戦で、先手が攻めたものの終盤で千日手になっています。
藤井聡太七段も当然研究範囲だったようで、激しい手順にも関わらず終盤までスラスラと進みました。
昼食休憩時点では後手に攻めのターンが回ってますが、先手をもって余せる可能性が高く見えます。後手の持ち駒が角しかなく、根本の桂馬もとられる寸前で、拾えるはずの金も逃げられるリスクがあるからです。
こういうちょっと無理そうな攻め、の面倒をみるのは藤井聡太七段の得意パターンと思うので奪取の可能性が少しあがったように思います。あとは時間差ですね。時間がなくなった状態で難しい局面が保持されていれば後手のほうがわかりやすくなるかもしれません。
AIで藤井聡太七段が強くなったというよりは、圧倒的な詰将棋解答能力と読みの力のおかげで、ソフトの示す手を指しこなせる…という印象。
— 将棋観戦 (@shogiwatch) July 9, 2020
圧倒的な筋力があるからこそ出来る走法、投げ方、みたいな感じ。
普通の人間がやると故障してしまうか、構想が破綻してしまう…というような。
本局の作戦については、以下の角換わりの本にも載っているようです。
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